駄文049/キャラクター考察/ベジータは肉欲に負けるが是か非か。
 皆様お元気ですか、かとる・かーるです。ちなみに『かとる・かーる』とは、パウンドケーキの別名です。ここ何年も作ってないなあ。あー。作りてぇー。大量の甘脂モノ摂取したいー。ヤマザキのふわふわ牛乳入りパンが最近のお気に入りなんだけど、あれって1個で500Kcalあるバケモノで、しかも最近売ってないし、ヤマザキ公式サイトでも情報がない。販売終了なのかなぁ。なんの話だっけ。そうそう、ベジータは肉欲に負けるのか、というはなし。わしは甘脂欲に早々に屈しますよ。

 先に言うておきますが、これから言うハナシはあくまでわしの個人的な嗜好であって、そうじゃないものを否定するつもりはありません。てゆうか、わしごときが「これが是」と言うなどとおこがましい。ベジブルは等しく尊いのです、ベジブルに貴賤はありません。そしてわしは、ぜんぶ好き。

 さて、ベジブル確立する段階に於いて、ベジータがブルマの色香に迷うかどうか、というのはかなり派閥の分かれるところではないかと思うのですが、皆様いかがでしょう。

 簡単に言うと、「ブルマの据え膳をベジータが食うか否か」ということです。

 わたくしの書くベジブルシチュの大半は、据え膳食べちゃう方面なんですが、実はわし、ベジータには食べて欲しくないんですよ。
 だってバビディの魔人化に対抗できる男が、その辺の欲望を抑えられないなんて矛盾するじゃん!
 まあ、その間に10年近い年月の経過があって、「当時は若さ故抑えが効かなかったけど、今は大丈夫」と言い張ることもできるのですが、けどまあ、キレイなおねえちゃんに言い寄られて簡単にチ○チ○立てちゃうのは、それはそれでベジータらしくないと思うのですよ。

 その前に、まずベジータが童貞か否かで、また状況が変わりますが。

 わたくしの視界にこれまで入ってきた、ベジータのエロ経歴はだいたい以下の感じ。
・フリーザ軍に従軍娼婦がいたので、そこで。
・フリーザ軍の風紀の乱れの餌食。
・フリーザ軍でそこそこええ地位だったので、ハーレム持ってた。
・略奪先で、原住民相手に。
・フリーザ軍で掘られただけで、厳密に言えばまだ童貞。

 そして童貞派の理由。
・そもそも興味ない。
・相手がいない(サイヤ人の女がいない)
・原住民相手って、いうたら獣姦みたいなモンだし。
・ワーカホリックだったのでそれどころじゃない。
・気高い王子様なので、レイープだなんて野蛮なことはしない。
・いや、急所剥き出しで意識も隙だらけになる、そんな危険なことなんでするのん?
・理想が高い(だって王子だから)

 ‥‥とまあ、こんなところでしょうか。項目の数だけで判断するなら、ベジータ童貞の方が説得力あるよな。

 さあ、ここからは100%わしの好みの話をしますよ。繰り返して言いますが、わしの好みです。敵は作りたくないんだ、平和が大好き。

 わしの中では、ベジータは童貞確定。
 そんな状況で、なんでブルマとやることやっちゃうか、というと。
 そこは単に、欲望に負けて欲しくないんだなあ。
 
 王子ベジータにとって、ブルマは最も理想的なつがい相手ではないでしょうか。
 地球の(経済的)支配者の息女、美人、ナイスバディ、天才、年齢もちょうどいい、交配可能、地球人との混血は戦闘力があがる可能性もある。もし仮に惑星ベジータとサイヤ王室が健在で、地球と国交というか星交を持とうと考えたとき、互いの権力者間の婚姻というのはポピュラーな手段である。犬みたいな国王の一族からよりも、人間の形しているセレブの娘を採択して、誰に怒られることもないでしょう。
 しかしブルマから見て。果たしてベジータは理想の相手なのか。
 たぶん違う。
 ベジータは『男前』としては描かれていないはずだ。ブルマの判定する『男前』とされるものは、ヤムチャ、ウーロンが化けたダンディ、ブルー将軍、ザーボンさん。
 背ェ高くなくちゃな!
 姿形は十人並み、王子ったって国はなく、後ろ盾もなく、宿代もない居候、愛想もなけりゃ、かわいげもない、体力だけはある戦闘オタク。書き連ねてて思った、ブルマさん、なんでこんなのがええのん?
 可能性としては、ブルマさんが『冒険好き』ということですね。夏休み期間にドラゴンボール探しを一人でやっちゃうような娘さん。おそらく会社員とかお堅い職業のひとではなく、登山家とかスタントマンとか、そんな危なっかしいことを好きこのんでしている男がタイプなのでしょう。「ただの地球のオトコじゃつまんない」という感覚が、ベジータに魅力を感じさせたのかもしれません。結婚とかどうとかさておき、「こんなオトコもいいんじゃない?」という好奇心から。

 長々と書きましたが、つまりただいまのわたくしの、いちばんしっくりくる落としどころは、
「なんとなくおもしろそうなので手を出したブルマ×特に拒む理由もないのでやっちゃうベジータ」が基本形です。

 しかしながら、「ブルマだいすき」の感情も欲しいんです。ブルマが大好きだったから、迫られて応えちゃう。
 でもそうなると、今度は「大好きだけど、そんな甘っちょろい感情はコントロールして表には出さず苦悩するベジータ」に萌えを感じます。
 ですが、この人造人間前の期間は、スーパーサイヤ人になれないということに苦悩してもらいたいので、そんな色恋にうつつを抜かして欲しくはないのです。
 スーパーサイヤ人になれない苦悩と、ブルマ大好き感情が抑えられない苦悩、天秤にかけたら、いうたら色恋のお悩みなんてのはじょしちゅうがくせいのお悩みみたいなもんですわ。戦闘民族としてのアイデンティティと比較したら軽重の差は歴然でして。
 だけど、それすらも超越したブルマ大好き感情というのも、それはそれで魅力なんです。

 ああそうさ、わしのなかでも「これが好き」って正解はないよ、無いから、それはもうあっちこっち徘徊してはしゃぶりまわってんだよ。
 
 あー。ベジブル難しいー。



←戻る