駄文005/キャラクター考察/クリリンについて
特に何とも思ってなかったんですが。
 
原作を読み返すにつれて、この男のチートっぷりに気付きました。さすが地球人最強の男。呑気に巡査(『ドラゴンボール超』から推察)してますが、そんな下っ端で扱っていいような人間じゃないよ、こいつ。

サイヤ人と対等に戦える能力を持ってます。気円斬の破壊力のすごさよ。もう一歩でナッパさんを両断するところだったのに。
ベジータの墓を作ろうとか考えてます。やっさしいーー。
瀕死のベジータにトドメを刺そうとしています。悟空みたいな甘さはありません。クールーー。
見逃してくれっていう悟空の頼みも聞いてやります。懐ひろーーい。
宇宙船でひと月、ワガママなブルマと一緒にいても怒りません。紳士ーー。
ナメック星でためらわずドラゴンボールを渡して生き残る方を選びます。冷静沈着ぅーー。
ベジータ相手に「ずるい」とか平気で言えちゃう。大物おーー。


こんなキャラなのに、なんで18号に色狂っちゃったかなあ。
ほっぺにチュだけでなびいてんじゃないよ、このDT。
人造人間編の迷走感って、こういうところにあるんだよなあ。それとも、少年誌の限界で、これだけで充分仲間を裏切る理由付けとしてOKだったのかなあ。

いやほんと、最初の登場が、ちび悟空と並べるためにあんな2頭身キャラになっちまったが。
あのまま悟空と同じぐらいに成長してて長身キャラになってたら、もうベジータなんて誰も見向きしなかったんじゃないか、そんな恐怖を感じるほどにカッコイイ。

地球人と馴れ合いそうにないベジータだけど、なんかクリリンとは仲良くなれそうな。
てゆうか、ヤムチャや天津飯が敵愾心剥き出しにしているところ、やっぱり共闘した側として、それなりに気安くなってそう。
何より、あの18号を手なずけた調教師だ、扱いどころをよく分かってらっしゃるのでは。
でもって、上記に挙げたクリリンの性格によって、ベジータも認めざるをえないのではないか。とくに、敵にトドメをささないカカロットの甘ちゃんっぷりに辟易してらっしゃるでしょうから。

そんなわけで、ベジータとクリリンの友情も深めたいなあ、と、そんな妄想もするのですよ。

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