駄文002/キャラクター考察/ブルマについて
ひでぇ。

大人になって原作をイチから読み返して抱いた感想。

色仕掛けするわ、自分の命がいちばん大事と公言するわ、悟空やウーロンを平気で利用するわ、色男に露骨にすり寄るわ。てゆうか、ヨゴレ。ヒロインのクセにヨゴレ。そりゃあ、こんなヒロインだったから、もうちょっとカワイゲのある女の子を出したくて、ランチさんを連れてきたんだろうけど、けどやっぱり鳥山ワールドにはブルマみたいな女子が必要だったんだろう。Dr.スランプで言うなら、アカネ。推測だが、作者はアカネ的なブルマ的な女の子キャラクターが好きだと思う。はすっぱな、あばずれな、男勝りな、なんというか。なんつーか、あの不思議メカ漂う謎ファンタジー世界に、普通のカワイイ大人しい女の子が大人しく居座ってるだけじゃ、話が動かん。一緒にマシン転がして、冒険に行かなきゃな。

さてこのブルマ、ええとこのお嬢。ヤムチャが「金かカプセルを置いていきな」と言ってる以上、金と同等の価値を持つものがカプセル(ま、家とか車とか入ってんだし)。
そのカプセルを発明して、一代で世間に浸透させたのが、お嬢の父親。
お嬢自身も、レッドリボン軍の技術班を凌ぐレーダーを簡単に作っちゃう、そんな天才。バケモンか。

強気な性格が一貫してて、しじゅう誰かに怒ってる。ピラフ様にも平気で言い返してた、怖いモノ知らず。この漫画で、彼女に怒られてないキャラはいないんじゃないか。だから未来トランクスが去ったあとで、ベジータに「殺すぞ」って言われても言い返してる。そう考えると、やっぱりベジータと対等に相手が出来るのはブルマしかいなかったのかな、と。

余談であるが、ブルマは作品中で、頻繁にヘアスタイルの変わるキャラクターでもある。
うちのダンナ曰く、「少女漫画を初めて見たとき、キャラクターが頻繁にヘアスタイルを変えるのにビックリした」と言ってた。少女漫画は、女子が学校で、家で、寝るときに、休日に、全部髪型が違うんだって。あんまり意識したことないけど。
で、その説に則るなら、ブルマは少年漫画で頻繁に髪の変わる希有なキャラクター。
記憶の中で、未来トランクスが来たときのヘンなアフロヘアを「なんじゃあれ」と思ってたが。
改めて原作読んだら、あの髪のブルマ、かわいいな。てゆうか、いちばん好きな髪かもしれん。2番目は、けったいな看護婦さんの時のスレた格好。
気付いたんだけど、あのくるくる巻き毛。鳥山絵に於ける、美人の記号なんだな。Dr.スランプで言うところのミドリさん。マリリン・モンロー的な色気の記号。ランチさんなんかも、超絶美人のつもりで設定されてるだろうから、ああなったのかな。そう考えると、18号のストレートって違和感だな。だから色気なくてペチャパイっぽいのか。
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